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抱きしめる聖者「アンマ」

世界中で3100万人の人々を抱きしめてきたアンマが来日したので、3年ぶりに足を運びました。

2011 アンマ来日プログラム 東京7/22-24 大阪7/26-27
http://www.amma-rainichi.org/

最初にアンマのことを知ったのは、2007年春にFREE HUGSを始めたときでした。FREE HUGSと書いたボードを持って街角に立ち、見知らぬ通りがかりの人とハグをする活動です。

そのときの記事はこちらにあります。
http://www.yu-min.jp/archives/2007/06/post_151.html

2007年と2008年は調布の味の素スタジアムに併設するフットサル会場でしたが、2009年から都心に場所を移し、去年から品川になったようです。最終日のいちばん最後に行なわれるセレモニーが素晴らしいと多くの人に聞いていたこともあり、今年は朝まで残ることを覚悟しました。

ガーデンシティ品川のホールに着いたのは、特別プログラム・世界平和の祈りが始まるころでした。アンマのスピーチ、瞑想の時間などがあり、20時過ぎからダルシャン(抱擁)が始まりました。

どうやら昼の部は、アンマはフロアにイスを置いていたようですが、最終日の夜だけは、特別プログラムがあるせいか、ステージ上にみんな順番に上がるようになってました。

僕の順番が回ってきたのは、ちょうど終電がなくなった午前0時過ぎでした。眼鏡を外してしまうので、近くに行ってもアンマの表情や様子がわからないのが残念ですが、サポートの人たちに言われるままにアンマに抱かれます。

以前の2回は、耳元で「どうしました? どうしました?」と言われたように聞こえたのですが、今回は「どうしますか? どうしますか?」と聞こえました。アンマはケララの人だからマラーヤラム語で、女性には「愛しい娘」、男性には「愛しい息子」と言っているそうです。なかには「インド娘 インド娘」に聞こえたという話も。

ロビーのソファで少し仮眠して、午前4時ごろにアンマの前で結婚式が行なわれました。その後、すべての人のダルシャンが終わると、最後はアンマが投げるバラの花吹雪をくぐります。バラの香りに包まれて幸せな気分でした。アンマは会場にいる一人ひとりを微笑みながらゆっくりと見回しています。

アンマと目が合ったときに、「あなたはどうしますか?」と聞かれた答えが、自分の中にぼんやりと浮かんできました。自然農、ヴィパッサナー瞑想、楽健法といくつか勉強していることは、すべて一本の線で繋がっています。アンマが気づかせてくれることも同じでした。

自然が多種多様なように、人にもまた個性があります。でもすべての存在に意味があり、お互いを必要としているのです。だから、見返りを求めない無償の愛を周囲の人に与えなさい。あらためて、そう言われたような気がしました。

アンマはこのあと大阪のブログラムに向かう予定でしたが、急きょ予定を変更して、これから仙台の被災地に立ち寄ることが決まったそうです。このまま車で仙台に向かい、その日のうちに新幹線で大阪に移動するそうです。大きな愛を届けてくれて、本当に感謝します。

けっきょくアンマもブッダ(悟った人)だということを再確認できました。ブッダもアンマも、自然農の川口さんも、みんな同じことを言っています。だからブッダが言うように「犀の角のようにただ独り歩」んで行かなければいけないのです。慈悲深い大きな愛に依存せず、一人ひとりがアンマと同じ存在を目指さなければいけないのでしょう。

木や鳥や虫や川と同じように、見返りを求めない無償の行動で、すべての存在が個々別々で一体の営みをしていることに気づかなければいけません。自分はちっぽけな小川だから何もできないと思って小川であることをやめてしまうと、その水や食べ物や住み処を得ていたたくさんの命が消えてしまいます。小川の先にある、大きな川や海も存在しなくなります。ちっぽけな小川も、たくさん集まれば大きな川になり、やがてすべてのものが一体となる海に繋がり、蒸発して天に昇り、また新たな命の始まりとなる一滴としてこの地に降り立つことでしょう。

生きとし生けるものが幸せでありますように